辛うじて音楽形態を保っている? 酒井俊ライブ!

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昨日(3月23日)は、約1年ぶりとなる 酒井俊 のライブを見に行く。

ちょうど1年前、富士市のJAZZライブバー 「ケルン」 で目撃したときは、
酒井(Vo)、太田(Violin)、岡部(Percussion)と言う3人編成で、
和音を奏でる楽器が皆無と言うことや、
酒井さんの辛うじて音楽形態を保っている(?)パフォーマンス等、
そのあまりにアヴァンギャルドな内容に度肝を抜かれた記憶が鮮明によみがえる。

そしてあれから1年、またしても伴奏者(バックミュージシャン)は一人、
しかもメロディ楽器ではない ベース 、それもウッドベースのみ。
さらに驚愕なのは、酒井さんとベースの齋藤さんはこの日が初共演で、
ほとんど練習らしい練習はしていない、ほとんどぶっつけ本番と言う事実!
(注:後で知りましたけど)

さて、肝心なライブ内容であるが、
昨年のケルン同様、歌とも語りとも現代舞踊ともカテゴライズ不可能な、
怪しげなパフォーマンスが全開!

ベースにはグルーヴらしきものはほとんど感じられず、
フリーテンポの嵐の中に、指弾き、ボウイング、スラッピング、その他様々な奏法を駆使して
なんとも表現のし難いボトムラインがうねりまくる。

どこまでがイントロでどこからが間奏なのか判別がヒジョーに難しいバッキングの上に
酒井俊ダイナミクス溢れるウィスパーと絶叫が折り重なる。

今回はノーPAと言うこともあり、酒井俊のパフォーマンスは過激を極める。
マイクを持つ必要がないことから、全身を使ってありとあらゆるポージングをキメ、
胡坐を組んだり、壁に寄り添ったり、仰向けに寝たり、会場外に飛び出したり、
とまあ、ノーPAでなければできないパフォーマンスをこれでもかと言うくらいに炸裂させていた。

ただPA屋的には、ノーPAでもライブが成り立つと言う事実は正直悲しかったりもする。

重箱の隅を突っつくのであれば、やはりぶっつけ本番と言うこともあり、
今のはミストーンじゃないか? とか、今のリフレインは余分じゃないか? とか、
の部分もなくはないが、それでも目の前でこれだけの狂気のパフォーマンスを見せ付けられたら
そんな些細なことはノープロブレムだす。

それにしても、何度聴いても酒井俊の絶叫ボーカリゼーションは鳥肌モノ。

果たして「発声」的に正しいのか? 一歩間違えばダミ声の悲鳴寸前のところで、
フェイクたっぷりの主旋律を歌うセンスには、心底惹きつけられまする。

いやー、昨年同様、凄いモノを見てしまった。


さて、この日の会場となった 「ハリストス教会 アークホール」 であるが、
やはり昨年の4月に同所で 英珠 さんのライブPAを行って以来、2度目の来場であったが、
会場のナチュラルリバーブと言うか、ルームアコースティックの響きが素晴らしい!
全面木造の雰囲気も、木の匂いもヒジョーに気持ちがヨイ!

難点は 立地 であるが、今後、この会場を使ってライブ企画を行う可能性は十分にある!
今後、前向きに検討していくことといたしませう。


写真は上から、
① 会場となったアークホールの外観
② 会場の様子とウッドベースと観客でお越しの鳥井沙樹子&塩倉亮冶のツーショット
酒井俊さんと記念撮影 その1(オイラの妹とカプーのチーちゃん)
酒井俊さんと記念撮影 その2(さきちゃんとS倉くん)


追申:
このあと、記念写真に納まった4人とオイラで居酒屋にてプチ打ち上げ。
(果たしてこの場合、打ち上げって言うのが正しいのか?)
この居酒屋の大将と女将さんがまたファンキーだったズラ。
まあ、たまにはこういう店も面白れーズラ。




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   日時:4月13日(金)19時30分~
   出演:チャオくぼた、quiche(キッシュ)
   料金:@500円(ワンドリンク付き)

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