まさに高嶺の花…ラインアレイシステム

イメージ 1

イメージ 2

近年、アリーナクラスの大規模ライブで主流となっているPAスピーカーは
「ラインアレイシステム」 と呼ばれるもの(いちばん上の写真を参照)

見たことあるっしょ?

天井、あるいは鉄骨(トラス)からブラーンと吊り下がったスピーカーの数々。
もちろん先日の 吉田拓郎かぐや姫コンサート in つま恋 でも使われていた。

まあ、こんなんはオレとは縁遠いハイエンド・プロの世界のことと思い、深く考えたことなかったが、
先日、ヤフオクでこんなシロモノが出品されていた。

TOA HX-5B コンパクトラインアレイスピーカー4本セット
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n44016707
(オークション開始価格:180,000円、落札価格218,000円)

え? 小型とはいえラインアレイでもそんな安いシステムが発売されていたのか?

と言うワケで、俄然、ラインアレイスピーカーに興味が沸きだし、色々と調べてみた。
そもそもラインアレイが重宝されている理由ってなんなんだ?

▼模範解答はこちら
http://www.bose.co.jp/pro/technology/linearray.html

ふーむ、同じパワーアンプを使っていても、
現在オレたちが組んでいるPAスピーカーシステム(ウーハーの上にフルレンジスピーカーを乗せる)に比べて、
ラインアレイ(同じ性能の小型スピーカーを縦長に配置する)の方が効率的、
すなわち、出音の横方向への拡散、前方向への到達距離を延ばすことができる、ということらしい。

おまけに、幅広く遠くまで音が聴こえるにもかかわらずスピーカーからの音量は小さくなるので、
ハウリングにも強い、と、まあいいことづくめのように書かれている。

じゃあ、オレたちアマチュアでも導入できるんじゃねーのか?
TOAから前述のようなアマチュアでも手の届く価格帯のスピーカーも発売されていることだし、
と思ってさらに色々と調べてみるとやはりいくつかの問題点が出てきた。

まず第一に、ラインアレイは 「フライング」 が原則ということ。
フライングってのはその名のとおり「空中」、すなわち「吊り下げ」設営の意味で、
それには強固なサス、あるいはトラスシステム、イントレ等の設営が絶対条件となる。

うーん、ほとんど予算ゼロのアマチュアライブにそんなゼータクな舞台は用意できんなー。
また吊り下げのためにはそれなりの重機も必要だろうし。

そして第二に、やはりラインアレイは高価であるということ。
いかにTOAのシステムが安価とは言っても、まだ現物を見たことも聴いたこともない。
果たしてこのスピーカーはライブ用途に耐えられるものなのか?

では、ハナっからライブ用途を謳っている製品の価格を調べてみようと、
改めて検索してみたら、次のようなJBLの製品カタログを見つけた。

VRX900 Series は、ライブハウスやクラブ、ホールなど
中小規模の会場に最適なラインアレイ・スピーカシステムです。
極めて軽量コンパクトなキャビネットを採用し、フライングはもちろん、
グラウンドスタックや、スピーカスタンドまたはポールを用いた設置にも対応。
ツアー用スピーカシステムの最高峰“VERTEC Series”から受け継いだ
大迫力のサウンドを、中小規模SRのあらゆるシーンに届けます。


で、このラインアレイシステムの基となるスピーカー1本当たりのお値段が

VRX932LA  385,350円!
(300mm低域ドライバ×1、44mm高域ドライバ×3、幅597×高349×奥381mm、重さ21.8kg)

▼詳細はこちら
http://www.hibino.co.jp/proaudiosales/product/jblpro/vrx900/pdf/jbl_vrx900_catalog0511.pdf#search='%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4%20%E4%BE%A1%E6%A0%BC';

うーぬ、片側2本ずつ(計4本)、さらにサブウーハーを片側1本ずつ設営するとして、見積額は…
2,003,400円!!

じょーだんじゃねーやーず。(←初期の大瀧詠一のバックコーラス隊の名称)


そうかー、中小規模のラインアレイの最低システムがこの値段なのかー。
するってえと、TOAのシステムはホントに小規模ライブにしか使えないってことなんだろーなー。

やっぱアマチュアPA屋には、身分相応な旧来システムがお似合いなのか、
と半ばふてくされていたとき、ふと、思い出しちまった。

ん? ラインアレイ…? 縦長にスピーカーを連結する…? ああ! もしかすると!

(続く)




□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□

  今年もストリートフェスティバル・イン・シズオカに出演しますっ

   ▼イベントの概要

   日 時  11月25日(土)11時~19時
         11月26日(日)11時~18時
   場 所  静岡市葵区青葉シンボルロード 他
   詳 細  http://www.streetfestival-shizuoka.com/whats.html

   ▼関係各位のスケジュール

   ・BLUES和也
      ①26日(日)13時00分~13時30分/BLOCK 1
      ②26日(日)15時30分~16時00分/BLOCK 2

   ・あやあね
      ①26日(日)13時30分~14時00分/BLOCK 1
      ②26日(日)16時30分~17時00分/BLOCK 5

□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□


☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆

  あやあねさん情報!

   ・2006.11.26 ストリートフェスティバルにあやあねさん出演!
    (詳細は上記)

   ・2006.09.03 Calling You Live ~晩夏の歌会~ の模様はこちら
    http://blogs.yahoo.co.jp/garage_miho/folder/1472945.html

   ・アットエスのアーティスト紹介ページはこちら
    応援メッセージを書き込んで下さいっ!
    http://www.at-s.com/bin/musi/MUSI0110.asp?id=D8773

   ・あやあねさん紹介ブログはこちら
    http://blogs.yahoo.co.jp/garage_miho/31496238.html

☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆




■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   NEW! アーバンギアのシミフェスライブ音源をアップ!
   http://www.geocities.jp/garage_miho

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■