雑感:アマチュアPA屋の「定年」

何気に思いついたことを綴ってみます。

「ロック」が誕生してから約50年、
黎明期に活躍していたロックンロール・スターの訃報を聞くことも珍しくない昨今、
一方では、ローリング・ストーンズポール・マッカートニーなど、
70歳の超大台を目前にしながらも、
相変わらずロックし続けている不良ジジイの活躍も見逃せない。

スポーツ選手と違ってミュージシャンの「現役年齢」というものは、
恐らく「あってないようなモノ」だと思うが、
果たして彼らを支える照明屋やPA屋などの「現役年齢」はいかがなモノだろう?

オレの知り合いにも、もう60歳前後のベテランPAさんがいることはいるが、
ここ10年くらいは、まず同じ現場で出くわすこともなければ、
最近、ロックなイベントのPAでバリバリに活躍している、
といったウワサも皆無である。

恐らく、今オレが10~20歳以上、年上の方と一緒に仕事をしても、
その方法論はまったく噛み合わないであろう。
もちろん好みのミックスバランスにも相当の違いがあると思われ。

現在、オレがPAを手伝わせていただいている
20~30歳代のアマチュアミュージシャンの方々からは、
オレのミックスバランスに対して致命的なダメ出しはいただいていないが、
果たして今後10年、20年経ったとき、
オレの「感覚」が未来のワカモノの「感覚」に対応できるのだろうか?

恐らく、ワカモノの感覚に対応できなくなった時点でお払い箱となるのだろうが、
も少し熟慮してみると、別にワカモノに合わせる必要もないのかなー、と思えてきた。

つまり、現在活躍中の、オレと同世代のアマチュアミュージシャンが、
今までどおり、ジジババになってもオンガクを続けてくれれば、
きっとオレにPAオファーをくれるのではないか? という考えである。

幸い、楽器にしろ機材にしろ、昔に比べれば軽量化・高性能化が進んでいるので、
体力的に衰えたとしても、何とか60歳くらいまでは設営は出来そうな気がする。

でもどーなんだろーなー、
20年後、銀座ライブが第50回を数えて、
定年退職したジジイ・ババアどもが30人、40人と集って歌い踊り狂い咲く姿を、
果たして一般のお客さんは見たいと思うのだろうか?

そういった意味では、これから5年くらいの間で、
いわゆる「団塊の世代」のアマチュアミュージシャンやPA屋さんが
どんな生きざまを披露してくれるかで、
その後に続くオレたちの世代のミュージシャンの方向性も見えてくるような気がする。

見届けさせていただきましょう!




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