ライブに向けた諸準備…愛用のマイク

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何度も書くがオレはアマチュアPA屋である。
なので、他の業者との連携などほとんど無視して、
完全に自分の好みでマイクをセレクトしている。

ポイントはズバリ「他人があまり使ってないもの」と「コストパフォーマンス」。

ちょっと前まで、アマチュアバンドライブのPAで使われる機材と言えば、

マイクならシュアーのSM57・58、ゼンハのMD421、AKGの451
ダイレクトボックスならカントリーマンのTYPE-85、ボスのDI-1
グライコならヤマハの2031、クラテクのDN360
コンプならdbxの160シリーズ
パワーアンプならYAMAHAの2002

といった当たりが定番だったが、
90年代にサウンドハウスが開業して以来、PA機材の価格破壊が進んだため、
現在は同店が取り扱う機材を導入している零細PA屋が多くなったように見受けられる。

かく言うオレもその一人であるが、
さすがにPHONICやClassic-Proのあまりに低価格すぎる製品を進んで買おうとは思わない。

んで今回のテーマの愛用マイクである。
前述のとおり「定番」が嫌いなオレがセレクトしたマイク類は次のとおり。

Audix OM3:ボーカル用
Audix D1:スネア専用
Audix D2:本来はタム用だがオレはギターアンプ用に使ってる
Beyerdynamic M88:ボーカル・低音楽器用、オレはベースアンプ用に使ってる
Beyerdynamic M422:スネア・ハイハット用、オレが初めて買ったマイクなのだ!
Beyerdynamic M500:リボンマイク、山下達郎御用達(ボーカル用)という理由のみで買ったマイクだがほとんど出番なし
Countryman Isomax:極小サイズのコンデンサマイク、フルート・アコギ用に使ってる
Sennheiser e602:バスドラ・ベース用
Sennheiser e604:スネア・タム・パーカス用、クリップ付きなので直接ドラムフープに取付可能
Rode NT3:ローコストなコンデンサマイク、電池(006P)駆動可能 !

ちなみに宅録ではBLUEのBaby-Bottleも使ってるが、もったいなくてとてもPAには使えましぇん。

さて、今でこそAudixのマイクは色んなライブ現場で目撃できるが、
オレが使い始めた80年代後期はほとんど浸透していなかった。

これらマイクの中で特記すべきものはRode NT-3だろうか。
以前、書いたようにオレの使っているデジタルミキサーDDX3216は1~12チャンネルがマイク・ライン入力で、
13~16チャンネルがライン入力となっており、当然、13~16チャンネルにマイクを挿してもゲイン不足となる。

…はずだが、このNT-3はファントム電源だけでなく電池駆動が可能であり、
さらに電池駆動させた場合はかなりハイゲインの出力が得られるため、
ライン入力チャンネルでも利用できるのだ!

これはオレにとってかなりアドバンテージな要素で、
音質はともかく、NT-3の使い勝手の良さはとても気に入っている。

他にもこだわりのマイクや逸話は数あれど、
その辺の話はまた後日。