PA用ミキサーとレコーディング用ミキサー

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プロの世界ではPA用ミキサーとレコーディング用ミキサーは明確に線引きされているが、
マチュアの世界では昔も今も曖昧なままとなっている。

オレの場合はかなり変わっていて、
20歳頃から宅録を始めて以来、レコーディングにはアナログ卓を、
27歳頃から俄かPA屋を始めて以来、PAにはデジタル卓を使い続けている。

ちなみにどうやって使い分けていたかと言うと、
・外に持ち出すにはデカくて重いアナログ卓は自宅に固定
・軽量で多機能なデジタル卓は設営も楽なので持ち出し用に利用
と、機能よりも形状的な理由から使い分けていた。

しかし、DAW(オレの場合はCUBASE SX)を導入し始めた2000年あたりから
宅録もPAもデジタル卓を使うようになっていった。

さらに、宅録でしか使っていなかったDAWをできる限りPA現場にも持ち出し、
マルチトラックでのライブ録音の練習を重ねている。

そんなわけで、年々、宅録とPAの境目がなくなってきており、
個人的にはいい傾向だと感じているが、
恐らく、オレと同じような使い回しをしてるヤツは少ないと思う。

なんと言っても、まだまだPA現場でデジタル卓は浸透していないし、
ましてや、DAWを積極的にライブレコーディングに活用しているヤツを他に知らない。

たしかにデジタル卓は使い勝手が悪い!
ハッキリ言ってヲタク的性格でないと使いこなしは難しいと思う。

ま、逆を言えばヲタクな人には最適なミキサーであるということ。

なので、ヲタクを自認してる方で自営PA屋を営んでる方にはオススメですぞ。
(いるのか、そんなヤツ?)

ちなみにオレのメイン卓の変遷はこんなんでした。

TASCAM M09(4CH/宅録用)
TASCAM M308(8CH/宅録用)
ROLAND M24E(24CH/宅録用)
TASCAM M2524(24CH/宅録用)
YAMAHA PRO-MIX01(18CH/PA用)
MACKIE 24・8(24CH/宅録用・借り物)
YAMAHA O1V(24CH/昔PA用、現在宅録用)
BEHRINGER DDX3216(24CH/PA用、DAW用)

と言うわけで、他のデジタル機器同様、
デジタル卓は、年々、性能の向上に反比例して価格は下がってきている。

現役のべリンガーDDX3216にいたっては、ヤフオクにて9万円でゲットしてしまった!
いやー、長生きはするモンです。

ところでそろそろDDX3216も年季を積んできたし、
細かいところで色々と不満もあるので、デジ卓ニューカマーの登場を期待したい。

できることなら24CHアナログ入力を備えたモノを所望したいが…
果たして、11月3日~5日の楽器フェア(みなとみらい)で何らかの発表があるだろうか?
ちょっち期待してます。