「こんなことになるとは思わなかった」

ここ一週間くらい、日本大学アメリカンフットボールチームによる
悪質タックル問題がニュースのトピックとなっています。
問題の焦点となっているのが 「監督による具体的な指示があったのか?」 という疑惑。

この問題というか、一連の事象の流れを見て 
「あの事件」 を思い出したプロレスファンはオイラだけではないでしょう。

「あの事件」 とは、1999年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会における
「橋本真也 vs 小川直也」 の凄惨なセメント試合、俗にいう 「1・4事変」 です。


諸説色々あり、また、関係者の思惑 (愛憎劇) を考慮すると、
真相が解明される日は永遠に来ないと思われますが、その根幹には、
関係者各人の 「思い違い」 が交錯していたことが要因であるとオイラは考えます。

前年 (1998年4月) にプロレスラーを引退した師匠・アントニオ猪木 が、
小川直也「今日の試合、橋本に仕掛けろ」 と指示したことは 「事実」 である模様。

ただ、猪木がイメージしていた 「仕掛け」 の 「程度」 が 「5」 くらいだとすると
小川が受け取った 「程度」 は 「10」 だったように思われます。

結果、猪木の想像を超えるほど、小川は橋本を痛めつけてしまい、
後日、新日本関係者から詰問された猪木は、

「小川があそこまでやるとは思わなかった。
 こんなことになるとは思わなかった。」

と本音を漏らした、との噂もあるようです。

恐らく今回の日大アメフトのタックル問題も、
絶対権力たる監督の曖昧な指示、たとえば 「関西のQBを潰せ!」 という言葉を
選手が、過剰に理解 (忖度?) して実行してしまった、というのが
本当のところではないのか? とオイラは思っています。

昭和のスポ根マンガが市民権を得ていた昭和50年代あたりならともかく、
さすがに21世紀の今日、学生スポーツにその 「命を賭けた勝負論」 は通用しません。

絶対権力者が長期間に亘ってその地位を維持し続ける、という事象は
やはり健全な結果に繋がらない、ということを図らずも証明してしまったと感じます。


「こんなことになるとは思わなかった。」

と、日大アメフト部の内田監督は思っているのでしょうが、
そう思ってしまうこと自体が 「自惚れ」 なのではないでしょうか。

・・・とは言うものの、人間と人間の言葉によるコミュニケーションには、
いつでもどこでも誰にでも 「思い違い」 を発生させるリスクは潜んでいるので、
今回の事件を他人のこととは捉えず、自分の身近でも起こり得ることとして
注意喚起を自覚することが大切だと思います。



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日時 6月8日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
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    20時15分~ Hiddy&Satty(大正JAZZ浪漫)



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