失われる知識・工夫・アイディア
1990年頃までプロアマ問わず、マルチトラックレコーディングに
使用される機材の記録メディアは 「テープ」 でした。
テープを利用したレコーディングでは、物理的な都合によりトラック数に限りがありました。
たとえプロでも、実質的な限界は48トラックだったと思います。
(24トラックMTR2台を同期して使用)
その限りあるトラック数を有効に使用するため、
ピンポンをはじめとするオーバーダビング技が編み出されてきました。
また、オーバーダビングを前提とする作業を前提としたミキサー
すなわち 「レコーディングミキサー」 が開発されてきました。
しかし、Pro-Tools をはじめとする DAW が発達したことにより、
記録メディアの物理的な都合によるトラック数の限界がなくなり、
ピンポンのような 「トラック数を節約するためのオーバーダビング」 技術は
不要となりました。
その結果、かつての 「トラックを節約するための創意工夫・アイディア」 も不要となり、
そもそも レコーディングミキサー という製品が造られることもなくなりました。
このような 「デジタル化に伴って失われる技術・製品」 という事象は
別に珍しくもなんともなく、どの業界でも起こっている 「普通のこと」 です。
なので、オイラも 「昔はよかった」 などという気はサラサラありません。
むしろ、昔のことを考えれば、2017年現在の宅録環境は夢のようであり、
技術の革新に感謝するしかありません。
・・・と強がってはみたものの、やはり、かつての知識・工夫・アイディアが失われる
ってのは、ちょっち寂しい気持ちになってしまいますねえ。
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▼ 11月定例やまぼうしライブ
日時 11月10日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 オープンマイク
やまぼうしライブ初の試みとして、オープンマイク(オープンステージ)形式のライブを開催したいと思います。
よーするに、「出演希望の方は誰でも参加して下さい」ということです。
出演希望の方は、ライブ当日、「出演希望者リスト」 にご記入いただきます。
先着順としますので、遅くエントリーされた方は出演できない場合もあることをご了承下さい。
ひとり (一組) あたりの演奏時間は約10~15分程度を目安とします。
楽器はご持参して下さい。マイク+PAのみ主催者で用意します。
(カフェライブのため、大音量の楽器演奏はご遠慮いただく場合があります。)
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです
※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです
※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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