最近のオイラのPA事情
一昨日 (2017年2月5日) の 静岡フォークジャンボリー で使用したPA機材を
記録しておきませう。
KBも打楽器もないというかなりコンパクトな演奏形態であったため、
ボーカルマイク7本+MC1本を入れても12chのインプットで事足りました。
▼インプット系
マイク: Audix OM3 ×8本
DI: ART dPDB(デュアルインプット、パッシブ仕様) ×2台
▼ミキサー回り
デジミキ: LINE6 M20D
▼アウトプット系
パワーアンプ(メイン): Vestax VDA1000mk2
パワーアンプ(FB): YAMAHA P2500
▼スピーカー
メインスピーカー(L・R): Electrovoice ZX5 ×4本
メインスピーカー(センター): LINE6 L2m ×2本
FBスピーカー(ウェッジ): Electrovoice SX200 ×2本
FBスピーカー(サイドフィル): Electrovoice SX200 ×2本
▼その他
マイクスタンド、マイクケーブル、スピーカースタンド、スピーカーケーブル
マルチケーブル(16ch・10m)、iPad(デジミキ遠隔操作用)
たったこれだけ!
今回、デジミキは客席のFOHではなくステージの下手袖に設置。
そのすぐ横にパワーアンプと下手スピーカーを設置。
BGMはSDカードに保存してあるMP3音源をデジミキにセットして
客席からの遠隔操作としました。
正直言いますと、客席内にデジミキ本体を設置しない、
というのは、プロだったら絶対にやらない手段です。
なんたって、無線LANに不具合が生じて遠隔操作ができなくなったら
対策の取りようがないですからねえ。
ま、こーゆー冒険ができるのもアマチュアPAの特権だろうと、
自分に都合よく解釈しております。
さらに、オイラが自分のPAシステムを 「ミニマムな方向」 にしている大きな理由は、
「設営時間及び撤収時間の大幅な短縮」 を目指しているからに他なりません。
何度も書いていますが 「LINE6 M20D」 というデジミキを導入して以来、
iPadによる遠隔操作が可能になったため、マルチケーブルの需要が激減し、
さらに、前述のとおりBGM用のデッキ類の設営も不要、
デジタル接続可能なパワードスピーカーを併用することによりアウトボードもお役御免。
(パワードスピーカーにグライコが内蔵されていて、デジミキから制御可能)
ひと昔前は、PA搬入~設営に要する時間は最低でも3時間は欲しいところでしたが、
デジタル化・ミニマム化の成果により現在はその半分以下まで短縮可能となりました。
やまぼうしライブ に至っては、以前は約45分要していたのが現在は30分です。
しかもPAに加えて、パーライト1灯とビデオカメラ2台の設置時間も 「込み」 です。
PAの設営に関しては、それこそ業者の数だけ 「考え方」 が異なると思いますが、
オイラの場合は、
「なるべく少ない機材の量で、
見た目のコンパクトさからは想像できない音質・音量を提供する」
というのを理想に掲げておりますズラ。
ちなみに80~90年代は、故意に必要以上のPA機材を持ち込んでは
クライアントに 「仕事してます」 感を見せつける傾向があったように記憶していますが、
今やそんな時代はとっくに昔のハナシで、いかにスマートに、さり気なく、
クライアントの期待以上のサービス (音) を提供できるか、
がトレンドなのではないでしょーか?
もしクライアントから 「こんな少ない機材でちゃんとした音が出せるの?」 と訝しがられても、
結果的に有無を言わせない音を出せればいいだけのハナシです。
なんてな。
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▼ 2月定例やまぼうしライブ
日時 : 2月10日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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