「連帯責任」 は廃止すべきだと思います

先日、部室で喫煙が原因とみられるボヤ騒ぎが発覚したことにより、
九州の某高校の野球部が夏の高校野球大会への出場を辞退したとのニュースを拝見しました。
もちろん出場辞退の理由は 「連帯責任」
インターネット上では、この 「連帯責任」 という観念について、
「なぜそんな前時代的な思考を今日においても踏襲しなければならないのか?」
といった、「連帯責任廃止論」 が散見されます。

思い返せばオイラも若かりし頃、いや、学生時代にイヤと言うほど聞かされたこの言葉。
そういえば、社会人になり、サラリーマン稼業に就いてからは
あまり自分の身に降りかかっていないような気がします。
ま、連帯責任を追及されるような仕事内容ではない、と言ってしまえばそれまでですが。

ということは、指導者 (教師) が一人で多くの部下 (生徒) を統率する際において、
「とてもお手軽に使える統率手段である」 ために利用されているに過ぎない、と考えられます。

しかし、「悪い側面」 ではモンスターペアレンツあたりが、
「高校時代の複数の部員たちの努力を、ごく一部の人間の不祥事によって無に帰す対策
(=連帯責任) は、基本的人権の蹂躙である」 といって訴訟を起こしかねない。
もしかすると、すでにそういう事例はあるかもしれませんが。

また、「良い側面 (?)」 としても、真面目に責任感・罪悪感を抱いてしまった少年たちが、
一生に及ぶ 「心の傷」 を負ってしまうように思えます。

30年前と比べれば、国民の情報リテラシーは確実に向上してきていますので、
やはり、「部員の不祥事 → 連帯責任 → 大会出場辞退」 というテンプレートは、
ここらで一度チャラにして考え直すというか、様々なメディアで討論を交わす必要があると思います。

オイラ的には、中学校の授業に 「契約」 に関する学習を盛り込むことを提案します。

・生徒と保護者と公立学校と地方自治体が交わす契約。
・生徒と部活動の間に生ずる契約
・生徒がアルバイトを行う際に生ずる契約、等々。

恐らくこれらは文書化されていないもの、
あるいは契約不履行の際に生じる賠償責任まで明記されていないもの、
がほとんどではないかと推察しますので、これらについて学生同士が意見交換し合うことは
ヒジョーに有意義ではないかと感じる次第。


さて、例によってハナシは遥か斜め上に飛んでいきますが、翻って 「今の自分自身」 に対して、
連帯責任を追及されるような事案って何かあるんでしょうかねえ?

イのイチバンに思い付くのは、住宅ローン等における 「連帯保証人」 契約等ですが、
幸いにもオイラ自身が 「連帯保証人」 となっているのは、ごく一部の親族だけなので、
そうそうご迷惑をお掛けすることはないであろうと高を括っています。

しかし、明確に契約を交わしていないアマチュアミュージシャン関連活動に関しては、
いつ突然に連帯責任が生じるのか、予測不能のケースが多々あります。

すぐに思い浮かぶのは、約2年前の某アマチュアライブでオイラがPAを請け負った際、
突然のハプニングでスピーカースタンドに設置したメインスピーカーが転倒してしまいまった事例。
幸いにもお客さんやスタッフに怪我人はなく、また、スピーカー自体にも故障はありませんでしたが、
もし、お客さんの死亡事故に発生したり、スピーカーが完全に破壊してしまったりしたら、
誰がどのように責任を負っていたのでしょう?

他にも、雷雨の中でPA機材を撤収した際、落雷による命の危険を感じましたが、
もし、あの時、再起不能に至る健康障害を負ってしまったら、誰が保証してくれたのでしょうか?

まあ、アマチュア音楽活動など同好会的なノリが大多数なので、
そこまでシビアに心配する必要はないのかもしれませんが、
何らかの機会に、たとえばライブ打ち上げの際にでも、
ハナシのネタのひとつとして、話題に上げるのもいいかもしれませんな。

おおっと、そー言えば、今から6年前の2010年、オイラはオヤヂバンドでライブ出演し、
調子に乗ってステージから客席に飛び降りた際、着地に失敗し、左足を骨折したことがありました。
もちろん、100%オイラ個人の不注意による怪我なので、オイラ自身が治療代を負担しましたが、
もし、これが第三者、たとえばライブ主催者にそそのかされたとか、お客さんに煽られたとか、
外的要因が否定できない動機によって負傷していたとしたら、
果たしてオイラは、自分だけが治療代を負担することに納得できていたでしょうか?

恐らくそのような場合は、善意のお見舞金等がいただけるのではないか?
と安易な考えを抱いたりもしますが、世の中、必ずしも善意のある人間だけとは限りませんので、
悪意のある人間が故意に不祥事を起こしたり、怪我を負ったりした場合に、
必要以上に 「連帯責任」 を訴え、他人に対し、過度の賠償を請求する恐れもあります。

すご~くアタリマエの結論になってしまいますが、やはりアマチュア音楽活動においては、
技術や才能よりも 「人柄」 や 「性格」 を重視して、仲間を選ぶことが肝要ですな。

ちゃんちゃん。




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▼ 月定例やまぼうしライブ










  日時 : 8月12日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ 秋山マサアキ (ギター弾き語り)
       20時15分~ そのひぐらし (フォークロック



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トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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