カチドン

「カチドン」

この4文字でピンと来た方は、オイラと同じ昭和プロレス愛好家でございます。

「カチドン」 とは、昭和時代において、国際プロレス全日本プロレス で活躍した外人レスラー、
ジプシー・ジョー が、大好物の 「カツ丼」 を発音するときの語感であり、
昭和プロレスマニア界隈では、ジョーを形容する時の愛称として定着しております。

そのジョーさんが6月16日に亡くなられたとのこと。 (享年82)

現役時代、リング上では徹底した悪役レスラーを貫いていましたが、
リング外では、少年ファンと一緒に会場売店で売っているフランクフルトにガブついていたとのこと。

プロレスラーとしてのキャリア晩年は収入に恵まれなかったため、
たまに日本のインディー団体に招聘されると、顔見知りのプロレス記者に同情され、
カチドンをおごってもらっていた、というエピソードがつとに有名です。

現役時代は、殴る・蹴るの単純明快な攻撃を繰り返す一方、
相手選手からの反撃もハンパではなく、パイプ椅子で徹底的に殴り返されるものの、
あまりにジョーの身体が頑丈なため、逆にパイプ椅子の方が壊れてしまう、
というのがジョー的・超定番のお約束ムーヴとなっておりました。

プエルトリコ出身ですが、どことなく日本人っぽい顔をしていることや、
工事現場で汗水流して働いている 「そこらへんにいるオッサン」 を思わせる風体から、
悪役レスラーでありながら、まったくと言っていいほど日本のファンに憎まれることがなく、
キャリア晩年にインディー団体に来日するときは、ファイトスタイルを変えていないのに、
大・大・大声援を受けており、プロレス雑誌でその様子を見たときは感動を覚えたモノです。

特に、70年代後半から80年までの 国際プロレス における活躍・貢献は多大であり、
ある意味、ジョーがいたからこそ、国際プロレスは延命できていたとも言えます。
残念ながら、国際時代に日本でタイトルを戴冠することはできませんでしたが、
少なくとも日本においては、タイトルがなかろうとジョーの評価が下がることは全くありません。

日本のプロレスファンも、ジョーがどれだけ日本を好きでいてくれたか、
そして、どれだけ日本のプロレスを大事にしてきてくれたか、をわかっていたからこそ、
前述のとおり、晩年キャリアにおいて最大級の賛辞を贈ったワケです。

今ごろは、恩師である マッドドッグ・バション とともに、あの世の場末のバーで、
酒を酌み交わしながら、陽気に殴り合いをしていることでしょう。

日本のプロレスに多大なる貢献を遺してくれた 「放浪の殺し屋」 に合掌。

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▼ 月定例やまぼうしライブ












  日時 : 7月8日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ 渡辺真由子 (ピアノインスト)
       20時15分~ Tacaco (ピアノ弾き語り



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トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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