エスキューディー・ワン
ヤフオクの 「マルチトラックレコーダー」 カテゴリを眺めていたら、懐かしい製品の出品を発見。
▼KORG/SQR-1・MIDI・RECORDER・中古品
▼同オークションへのリンク
出品物の名称が 「SQR-1」 と表記されていますが、正しくは 「SQD-1」 です。
さて、これは何をどーするシロモノかといいますと、これは 「MIDIシーケンサー」 です。
・・・と言っても、2015年の今日ではほとんどの方がワケわからずでしょう。
詳しく説明しますと、1983年に規格化されたMIDIに対応した、最初期のシーケンサーであり、
MIDIに対応したシンセサイザーやドラムマシンを接続して、演奏情報を入力することにより、
それらMIDI機器を自動演奏させることができるという、当時としては画期的な製品でした。
オイラの拙い記憶では、当時の売価はたしか10~15万円。
音符をひとつずつ入力する 「ステップ入力」 のみ対応で、
メトロノームを鳴らしながらの実演奏を記録する 「リアルタイム入力」 は不可だったと思います。
ぬわんとユーチューブに動画がアップされておりました。
恐らく1984年の発売だったと想像しますが、
当時はまだ3.5インチのフロッピーディスクは登場したばかりで、
単体のフロッピーディスクドライブが高価 (20~30万円) だったため、
本機の記録媒体には 「QD=クイックディスク」 が採用されております。
▼Wikipediaによるクイックディスク解説
ちなみにクイックディスクは、日本初のサンプリングマシン
「アカイ S612」 にも採用されていました。
ハッキリ言って、コルグSQD-1は日本の電子楽器の歴史の中では 「埋もれた存在」 であり、
1986~1987年にリリースされた名機 「ローランドMC500」、「ヤマハQX3」
の陰に完全に埋もれています。
ま、ローランドにも似たような境遇のシーケンサーは何点か存在してましたので、
殊更ピックアップする必要もないと思ったりもするワケですが、
当時のコルグの製品ラインナップを思い出すと、どーしても忘れられないモデルなんですよねえ。
残念ながら2015年の今日においては、まったく使い物になりません!
歴史的資料としては、それなりの重要度を感じますが、でもわざわざ購入する気にはなりませんねえ。
果たしてこのオークションに入札者は現れるのでしょーか?
まあ、入札ゼロで終了するでしょう。
ナムアミダブツ。
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▼ 11月定例やまぼうしライブ
日時 : 11月13日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
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