森山良子コンサートの何がそんなにゴイスなのか
何度も書いていますが、オイラは 山下達郎 師匠の大ファンであるので、
師匠のライブは２０回以上目撃しており、毎回、おなか一杯の満足感に浸っておりますが、
それを踏まえたとしても、やはりオイラ的には、森山良子コンサートは、
「それ以上の音楽クオリティである」 と感じずにはいられません。
森山良子は１９４８年生まれなので今年で６６歳。
客層の平均年齢も恐らく６０代に達すると思われますので、
いわゆる 「懐メロコンサート」 の匂いがプンプンと漂うワケですが、
そこで繰り広げられている音楽性は、決して 「昔の名前でナントヤラ」 的な内容ではく、
現在のポピュラーミュージック界の中でも間違いなく最上級クラスのモノです。
懐メロ的な選曲やら過去のヒットソングを歌い継ぐというようなＭＣがちりばめられていますが、
オイラ的には 「このパフォーマンスのどこが懐メロなのだ！」 と声を大にして叫びたい気持ちです。
寸分の狂いもない正確無比なボーカルのピッチ。
テンポマスター （森山良子） のタイミングに完璧にシンクロしたグルーヴコントロール。
一方がコードを弾く時、もう一方はオブリガードに徹する等の抜群のコンビネーションを見せる
ギターとキーボード。
ボウイングによるクレシェンドを演出するベースのパフォーマンス。
通常のドラムセット以外にも実に多彩で数多くのパーカッションを操るドラマー。
１番と２番と３番とで、決して同じ内容の演奏を繰り返さないこだわりの編曲。
シンプルながらも実に舞台芸術に優れた大道具と照明の職人ワザ。
メインスピーカーの出力を抑えながらも実にダイナミクスに富んでいて、なおかつクリアなＰＡ。
フォーク、ムード歌謡、ポピュラー、ジャズ、ロック、Ｒ＆Ｂ、カントリー＆ウェスタン、
そのどれもが 「なんちゃって」 ではない、正真正銘の本物クオリティ！
他にもまだまだ書き足りないほどの素晴らしさが凝縮されておりますが、
そのあまりに高次元すぎる音楽性を、まるでアマチュアバンドライブのように、
さらっと、さりげなく、押しつけがましくなく、何ごともなかったかのごとく
ナチュラルに披露しているところがゴイスすぎます。
森山良子のボーカルは言うまでもなく素晴らしいのですが、それもこれも、
バックバンドの 「歌伴 （うたばん） 」 の尋常でないテクニックがあってこそのモノだと思います。
もし、森山良子のことを 「７０年代フォークソングを歌う懐メロ歌手」 だと思っているなら、
それは、あまりにもったいなさすぎる勘違いです。
森山良子コンサートは、２０１４年の今日におけるショービジネス界において、
比類なき音楽性を体感させてくれる、これ以上ないほど良質な音楽エンターテイメントショーです。
音楽づくり （作詞・作曲・編曲・演奏・音響・照明・舞台、等々） に関わっている、
あるいは関わる仕事に就きたいと思っている人であれば、絶対に見て損はしません。
あの 「さりげなさ」 の裏に秘められた 「本物」 の圧倒的な凄さを、ぜひ体感してみて下さい。
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▼ １０月定例やまぼうしライブ
日時 ： １０月１０日（金） １９時３０分～２１時００分
会場 ： コーヒー＆ギャラリー やまぼうし
料金 ： ＠５００円 （ワンドリンク付き）
内容 ： １９時３０分～ ＰＡＬ （サイモン＆ガーファンクルのカバー）
２０時１５分～ 竹田キミヒコ （ギター弾き語り）
▼ 関連リンク
２０１４年１月１０日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー （2000年に宅録したオリジナル曲です）
※オイラ２０代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
※故・森下よしひささんの名曲をＣＤ化するというプロジェクトです
※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります
※宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります
※２００４年に立ち上げたホムペですが２００７年以降更新しておりません
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