サウンド&レコーディングマガジン通巻400号!
サウンド&レコーディングマガジン 2014年8月号が刊行されました。
(と言ってもオイラはiPad専用電子書籍版での定期購読ですが。)
んで、サンレコは今号をもって 「通巻400号」 を数えるのだそうな。
いち読者として 「おめでとうございます」 の一言を贈らせていただきます。
ちなみにオイラは1982年頃から1号も欠かさず愛読しているので、読者歴32年となります。
と題して80年代初頭からの音楽制作にまつわるトピックや数多の名機が紹介されています。
▼同特集記事の紹介文
1981年11月に 『キーボード・マガジン』 増刊号として創刊した
弊誌 『サウンド&レコーディング・マガジン』 が、本号で通巻400号を迎えた。
(初期の別冊 『GROOVE』 を含む)
これもひとえに皆さんのご支援の賜であり、心より感謝をしたい。
この間、音楽制作ツールは絶え間なく進化を続け、
それに伴いクリエイター/エンジニアを取り巻く環境も大きな変化を遂げた。
そこで本号では、創刊から現在に至るまでに登場した
弊誌の歴史を一緒に作ってきた執筆陣とともにトピック分けし、
じっくりと振り返っていきたい。
懐かしさを感じる方も居れば、初めて名を聞く機材ばかりの方も居るだろう。
さまざまな機材が積み上げてきた音楽制作の歴史の重みを、
世代を超えて共有していただけたら幸いだ。
この記事を読んでいると、自分はこのサンレコとともに音楽制作の 「移り変わり」 を
リアルタイムで体験してきたんだな~と述懐いたします。
世界初のミキサー一体型4トラカセットMTR 「TEAC144」 が発売された1981年、
オイラは19歳で、当然ながらこの歴史的MTRを購入したいと思いましたが、
実売価格17万円超という金額を工面することができず、断念。
翌1982年にTEACのオープンリール式単体MTRの 24-4 と
簡易4chミキサー M09 (2台合わせて約18万円) を購入して以来、
「自宅一人多重録音」 という底なし沼にハマり現在に至るワケです。
このブログでは何度となく書いておりますが、1980年代と比べると、
2014年の今日では音楽制作に係る経費が100分の1くらいリーズナブルになっています。
いや、当時1億円以上と言われていた フェアライト や シンクラビア といった
ワークステーション型音楽制作システムよりも遥かに高機能なDAWシステムが、
50万円を下回る投資で構築できてしまいますので、本当に隔世の感があります。
だからと言って、現在の 「誰でも手軽に音楽制作を始められる環境」 がうらやましいなどとは、
微塵も思いませんけどね。
むしろ、劇的な時代の変化をリアルタイムで実体験できたことが幸運だったと感じています。
思えば楽器や機材が高価だった頃は、それを使うユーザー側にもそれなりの 「覚悟」 がありました。
さらに言えば、現在のように参考書籍も解説本もほぼ皆無だったので、
購入するからには 「元を取る」 ためにも、必死になって使い方を覚えようとしたモンです。
2014年の現在、誰でもお手軽に音楽制作が始められる時代となりましたが、
その結果、「必死になって使い方を覚える」 という風潮は薄れてきたような気がします。
まあ、次から次へと画期的な新製品が登場しますし、いちいちマスターしていられない、
という状況であることは重々承知しておりますが。
それでも、1980年代当時の百分の一程度の 「お勉強」 でお手軽に音楽制作できてしまいます。
それはそれはとてもコンビニエンスでヌルい音楽に聴こえてしまう
・・・のは、果たしてオイラだけでしょうか?
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▼ 8月定例やまぼうしライブ
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです
※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります
※宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります
※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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