先日のＰＡ現場にて

先日、知り合いのＰＡ屋さんからの下請けで、「チーム★輝き」 というイベントのＰＡに行ってきました。
このイベントをお手伝いさせていただくのは今回が２回目となります。

で、このイベントの内容はというと、静岡県内の特別支援学校の生徒、卒業生たちの発表会です。
ピアノ演奏、独唱、パントマイム、ヒップホップダンス、よさこい踊り、粘土人形づくり、等々。
先天的に障害を持つ子どもたちのパフォーマンスゆえ、はっきり言ってクオリティは低い。
しかし、当然ながらクオリティの問題などというレベルを遥かに超越した 「熱」 がありました。
子どもたち自身の 「熱」 。
先生やそれをサポートする関係者のみなさんがたの 「熱」 。
そして何よりも親御さんたちや親族のみなさんの 「熱」 。

オイラは幸か不幸か未だに結婚しておらず （できず？）、子どもがいないので実感が沸きませぬが、
失礼を承知で書かせていただきますと、障害を持つ子どもを持つ親御さんたちの心中を察すると、
なんともやるせない気持ちになってしまいます。
どうしても 「もし、自分の子どもが・・・」 などと連想してしまいます。

さて、ＰＡ屋目線で見た場合の今回のイベントですが、予想がつきにくいパフォーマンスが少なくなく、
たとえば、先生が弾くピアノ （もちろんデジタルピアノ） 伴奏に生徒たちのハンドベルが加わる、
という情報を事前に伺っていたので、オイラは生徒たちの人数を１０名くらいと予測し、
４本のコンデンサマイクをショートブームのスタンドに取り付け、生徒の立ち位置の前に均等に並べ、
恐らく腰の位置でハンドベルを鳴らすだろうと考え、高さを調節し、本番に備えていたら、
予想に反し、ハンドベルは頭の近くで鳴らしていたので、思うように音を拾えなかったり、

バイオリン独奏は、生音が大きいのでマイクは不要ですと事前に指示を受けていましたが、
実際に屋外の会場で弾いてみたら客席にはまったく聞こえず、急遽、マイク設営を依頼されたり。

等々、まあこの手のイベントには 「よくあるケース」 だったので、
特に混乱することもなく、その場その場でしかるべき対処ができたとは思いますが、
やはりこの手の現場には 「経験値」 がモノを言うと実感いたしましたとさ。

個人情報にアバウトなオイラではありますが、さすがにこの手のイベントの場合は
出演者の顔がわかるような写真の掲載はマズイだろう、と思っていましたら、
ぬわんと、ユーチューブに２年前の同イベントの模様がアップされていました。
よろしかったらご覧下さいまへ。（この時点ではオイラはＰＡ担当しておりませぬ）

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