モノリス

オイラが生涯でもっとも衝撃的だった映画のナンバーワンは間違いなく 「２００１年宇宙の旅」 。
そして、同映画において、ボーマン船長、ＨＡＬ９０００と並んで 「主役」 であったのが
黒い石板 ＝ モノリス でありました。

さて、モノリスと聞いて、１９８０年代 （だったと思う） に マクファーソン 社からリリースされていた
モノリス という名のＰＡスピーカーのことを連想される方はどれくらいいらっしゃるだろう？

▼こちらは石丸耕一氏のモノリス使用レポート
http://www.lunadfuego.com/monolith/index.html

「モノリス」 のネーミングに違わぬ限界まで奥行きを減らした扁平デザイン。
一見すると、こんな真っ平らな造りでマトモな音が出るのか？　と思ってしまいますが、
上記のレポートを拝見すると、決してそんなことはなかったようです。

残念ながら、地方のアマチュアＰＡ屋のオイラが現物を見る機会は一度もなく
当時のサウンド＆レコーディングマガジンに掲載されていた広告の知識しかありませんが、
このインパクトある外観は強烈に脳裏に焼き付いております。

当時の広告には価格表示がなかったと記憶しておりますが、
恐らく一対向 （ 「ウーハー１本＋フルレンジ２本」 が２セット） で１００万円程度ではないでしょーか。

その後、広告が掲載されることもなくなり、オイラの知人で所有された方もいなかったので、
オイラにとっては未だに 「幻のＰＡスピーカー」 であります。

２０００年代以降は 「ラインアレイ」 という、扁平型とは違った形の
インパクトある外観のスピーカーが広く流通しておりますが、
オイラ的にはタブレット型ＰＣ端末を連想させる、
モノリスタイプの扁平型ＰＡスピーカーの再登場を願ってやみません。

どこかのブランドが復活リリースしてくれませんかねえ？

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