サブカルチャーの世界では・・・

こんな本買いました。

別冊宝島 / プロレス 黒い霧
イメージ 1

典型的なプロレスヲタ向けのムックですが・・・
ま、それはさておき、この中の特集でオイラ的に実に興味をそそられる文脈があったので、
無断で勝手に引用させていただきます。

東工大 「プロレス研会長」 がプロレスを見なくなった理由 より抜粋

私は決してプロレス記者、格闘技記者の仕事を否定するつもりはないんですけれども、
サブカルチャーの世界では1年くらい専門誌を読み続けた程度でも、
いっぱしのマニアになれちゃうじゃないですか?

学問とか芸術の世界では、それこそ10年、20年かけてやっと芽が出るかどうか、
というのが当たり前の世界なのに。

だから、職業としてどうしてもそちらの道に進みたいと思えなかった。

自分でも本気で信じていないプロレス至上主義的な考えをファッションとして身にまとって
他人との関わりの中で使うのが好きではなかったということもあります。

私は
「ケンカするんだったらリングに上がれ。」
「車の勝負ならサーキットだ。」
という性格でしてね。

本気で人生をかけられることしか職業にしたくない。
私の場合は、人生をかける仕事がプロレスとは別の部分にあったということでしょうか。

この一説を読んだとき、正直、オイラは 「痛いところを突かれた」 と思いますた。

たしかにプロレスは、世界の数カ国においてトップクラスのサブカルチャーと思っているので、
自称マニアの数は半端でないが、実のところ、本当に深いところまで理解している人たちは、
0.1%にも満たないと推測いたします。

ただ、表面的な部分でしか見ていなくとも、本当に深い部分の真実など知らなくても、
実際に試合を見て感動した記憶が色褪せることはなく、
その試合を見て得た感動により、その後の自分の人生が豊かになったと思っていれば、
それはそれで幸せなことだし、あえて思い出を汚す必要もないと信じております。

若かった頃の自分の感性、未熟だった頃の自分の信念的なことは、
たとえ結果的に間違っていたとしても、否定する必要はない。
むしろ、その頃の自分の感性・信念は大切にすべきだと思います。


それはさておき、オイラ的にツボだったのは何といってもこの一節。

サブカルチャーの世界では1年くらい専門誌を読んだだけでいっぱしのマニアになれる。

なるほど、面白いことを言う。

アマチュアミュージシャンの世界なんざ、プロレスヲタ以上にその傾向が顕著と感じます。
つい1~2年前にギターやDTMを始めた方々がいっぱしの口を利いているのを見ると、
かなり滑稽に感じてしまいます。

「モーリスの●-●●よりマーチンの●-●●の方が太い音がする。」

「電源タップを●万円のものに変えたら音が激変した。」

「16ビット/48kHz程度の音質じゃあ聴くに堪えない。」

「やはりデジタルよりアナログの方が音がいい。」


オイラ的には、

「アコギ本体の音の良さを聴き分ける自信はないが、ギター弦の音の違いならわかると思う」

「電源タップだけを高級品に変えても音質変化を聴き分ける自信はない」

「数万円程度のオーディオ機器の音響特性でビット数やサンプリングレートの違いを聴き分ける自信はない」

「オイラの資本力で購入できるオーディオ製品の中では間違いなくアナログよりデジタルの方が音質は上」

と、自分の経験則から明言いたします。


まあ、職業 (プロ) ではないアマチュアの世界=サブカルチャーの話ですから、
それほど目くじら立てて反論するほどのことでもありませんが。

ただ、サブカルとは言え、アマチュア音楽の世界に30年近く関わらせていただいているので、
最近はようやく、専門誌やネット上の偏った意見に踊らされることなく、
自分の経験則に基づく 「意見」 を言えるようになった気はします。

よしなに。







■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ 2月定例やまぼうしライブ ~常連さん、いらっしゃい~
   日時 : 2月24日(金)← ※10日から変更 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   出演 : やまぼうしライブにお出でいただいたお客さん・常連さん4組に出演いただく予定です

  ▼ 北街道の唄
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  

  ▼ 北街道の唄プロジェクト
  http://www.kitakaidounouta-project.net/
  ※闘病中の森下よしひさに応援メッセージをお寄せいただければ幸いです
   CDをお買い求めいただければなおうれしス(CD売上は森下御大にお渡ししています)

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■