ウォークライ by 竜崎遼児

1980年~81年、オイラが高校生だった頃に愛読していた漫画に 「ウォークライ」 てな作品がありやす。

イメージ 1

ウォークライとは、ニュージーランドラグビーチームが国際試合等のゲーム直前に
自らの闘志を奮い立たせ、同時に相手チームへの威嚇を行うために披露する民族舞踊のことで、
一般的には 「ハカ」 の名称の方が有名だと思われ。


イメージ 2

イメージ 3

んで、漫画の 「ウォークライ」 だが、内容はズバリ、ラグビーをベースにしたスポ根物語。

元・ラグビー日本代表だった蓬莱校長が全国から集めてきた落ちこぼれ学生による
扶桑高校ラグビー部の誕生から、「オレたちの大会」 での優勝までの成長を綴っているが、
普通であればここで完結となるところで、さらに 「その後のエピソード」 を
数回にわたって付加してあるところがこの漫画の特異なところだと思っております。

主人公でラグビー部主将の 叶闘志也 (かのう・としや) は、落ちこぼれ学生であったが、
ラグビーによって人間的に成長し、「ラグビーはオレのすべてだ!」 と熱中するが・・・
物語の終盤に登場する新監督によって、そんな 「熱血心」 をやんわりと否定されてしまう。

「高校生のおまえは勉強だってしなくちゃいけねえし、命がけで女にほれるかもしれねえ。
大人になりゃ仕事をし、家庭を持つことにもなるだろう。
おまえのラグビーに対する気持ちはよくわかる。
だが、男にとってラグビーがすべてなわけはねえ!!」

「たかがラグビー、されどラグビーだ。
そんなにあせるんじゃねえ。
のんびりラグビーを楽しんでいこうぜ。」

なんともそれまでの物語の90%以上を占めていたスポ根路線を根本から覆すようなセリフだったが、
逆にオイラ的にはその逆転の発想と言うか、あまりに現実的なセリフが強烈に脳裏に焼き付いてしまいますた。


ちなみにオイラは中学生ころまでは、いわゆる 「梶原一騎系スポ根」 漫画に洗脳されていましたが、
ちょうどこの頃から、あだち充の 「ナイン」 に代表される、ソフトスポ根 (?) 漫画によって、
ようやく梶原一騎の呪縛から逃れられるようになりましたとさ (ホントか?)

そー言った意味では、この 「ウォークライ」 と言う作品も、
まさに時代に沿ったエンディングで完結させた、ような気がします。

ハッキリ言って人気がある作品ではなかったので、比較的安価で中古全巻をゲットできると思います。
興味を持たれた方はぜひ一読くださいまへ。

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6








■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ 9月定例やまぼうしライブ
   日時 : 9月9日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分 ギターワンダーランド 萩原基宏
        20時15分 風のち晴れ 風太
  http://garagemiho.com/flyer/20110909yamaboushilive_flyer.jpg

  ▼ 2011.07.20 シャーク団ライブ in UHU
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO's YouTubeチャンネルはこちら
   http://www.youtube.com/blueskaz

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■