11月定例やまぼうしライブレポート

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昨晩 (11月13日) の月イチ定例 やまぼうしライブ は無事終了いたしますた。
雨でお足元の悪い中、お出でいただいたお客さんに感謝いたします。

この日の出演者は、ピンのギター弾き語リストの 松尾貴臣 氏と、ご夫婦デュオの Misato&Shin の二組。
いずれも やまぼうしライブに初登場 と相成りました。

まず今回の2組は、いずれもステージ度胸が据わっていると言うか、余裕しゃくしゃくの佇まい、
実に空気の読み方に長けたMC術、と、オイラ的にもヒジョーに参考になる内容であったことを強調したいっ。



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長崎生まれの千葉在住にして高知の観光親善大使を努めていると言う怪人(?)の松尾氏。
病院や福祉施設でのライブが中心の音楽活動を続けており、全国47都道府県中37県を回っているとのこと。
ぬわんと今年のライブ本数はすでに250本を超えているそうな。ひえー。

ギター弾き語りのスタイルは、ズバリ、直球ド真ん中のこてこてフォークとお見受けした。
特にオリジナル曲の歌詞にその色がよく出ていると思うし、8ビート主体の字余り口調的歌唱法もフォーク的。

普通に喋っているときは特徴のない声質だなー、と思っていたが、
ファルセットになると森山直太郎を彷彿させるようなのびやかな高音が響くのでプチびっくり。

ただ、オイラ的にはオリジナル曲のバリエーションを増やして欲しいな~と感じますた。
たとえばハチロク系ミディアムテンポとか、ワルツだとか、ブルース系とか、
そーいった幅広いジャンルを消化していけば、松尾ワールドがさらに広がると確信しております。

しかし、ライブとは演奏する音楽の質だけがすべてではなく、
お客さんを 乗せる ステージングの重要性を忘れてはならない。
ここで冒頭に書いた、余裕しゃくしゃくの佇まい、空気の読み方に長けたMC術がモノを言うワケで、
松尾氏の場合は、選挙演説っぽい(?)喋り方が印象的で、途中、結構な時間を割いて展開した、
将来、きっと授かると確信しているという 「自分の娘とのデートの様子の妄想話」
お客さんの心をがっちりと鷲掴みにしたのであった。

いやー、お見事ですっ。

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ちなみに松尾氏、今日(11月14)は静岡から高知に、高速道路ETC割引1000円を利用して移動するとのこと。
いやはや、タフなお方だこと。 お見それしやした。

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Misato&Shin

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以前からオイラが熱い(暑い?)ラブコールを送っていたものの、
仕事の都合等によりなかなか出演がかなわなかった ミサシン がついに やまぼうしライブ 初登場!
オイラの期待以上の素ん晴らしいパフォーマンスを繰り広げてくれますた。

繰り返しになるが、松尾氏同様、ステージ上の佇まい、お客さんの乗せ方、空気の読み方がゴイスです。
その要となっているのは、やはり何と言ってもシンちゃんの独特なMC術。

普通、「えー」 とか 「さて、そー言ったワケで」 とか、MCの前に枕詞 (?) を付けるの一般的であるのに対し、
シンちゃんのMCにはまったくそれがない。

つーか、「いきなり本題」 から始まる話の展開に、一瞬、お客さんが 「は?」 と言う状態になり、
そこから遡って起承転結の 「起」 を説明する話術が、実に小憎らしいほど 「ツカミ」 を取っている。
しかも、唐突に始まるその話のオチが、次の曲の前フリを兼ねていると言う、実に計算されたステージング。
ハッキリ言って、一朝一夕に真似できるワザではない。

そして、肝心の歌と演奏であるが、相変わらずのゆるゆる~感が良いでんなー。

ミサシンのオリジナル曲の多くは、Aメロに2つのコードしか使っていない、
いわゆるパターンミュージックと言うスタイルであると見てるのだが、
2コードの繰り返しであるにも関わらず、その上に乗せるメロディラインに
いくつものバリエーションを構築してあるのが特徴的だと思う。

さらに言えば、主旋律の符割りの多彩さも見事であり、時に前小節をくっているかと思えば、
時には小節頭ジャストから始まったり、あるいは頭ヌキの休符スタートだったり、
と、実に 「考えて」 作っていると感じる。

またデュオの見せ所、聴かせ所であるハモリについても、最初はオクターブユニゾンで歌っていたかと思えば、
Bメロから3度ハモリになったり、別の曲では5度ハモリになったり、はたまた二人が別のメロディを歌ったり、と
ハーモニーに関しても 「抜かりなさ」 が際立っていると再認識しましたな。

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もう何度もライブは拝見させていただいているが、オイラ自身がミサシンのPAを担当させてもらうのは、
恐らく10年以上前に担当したロックな知人の結婚披露宴2次会パーティー以来、通算2度目だと思う。

もっとも、PA的には松尾氏もミサシンも歌・演奏がしっかりしているので、最初のゲインさえ取れば、
後はリバーブとディレイのオン・オフくらいしかやることがなく、実に楽させていただきますた。

ミサシンには、ぜひ今後も継続して やまぼうしライブ に出演いただきたいモノですっ!

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そんなワケで実に濃い~内容となった今月のやまぼうしライブ。
悪天候のためか、お客さんがちょっち少なかったのが残念でありますた。
集客については、まだまだ勉強しなければならいないことが山積であります。

最後に、今回出演の二組とも、持ち時間の45分をピッタリと消化し、お客さんが
「もう少し聴きたかったな~」 と言うタイミングでライブを終了させた点も特筆させていただきたい。

言うまでもなく、リピーターを作るための重要なポイントであります。
オイラも実に勉強になりました。

おつかれさまー!

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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ ストリートフェスティバル・イン・シズオカ に出演しますっ
   期日 : 11月21日(日)~23日(月・祝)
   会場 : 静岡市葵区 青葉公園
   料金 : 無料
   出演 : あやあね 11月22日(日)
         1回目:14時00分~14時30分 5ブロック
         2回目:18時30分~19時00分 2ブロック
       BLUES和也 11月23日(月)
         1回目:12時00分~12時30分 3ブロック
         2回目:14時30分~15時00分 1ブロック

  ▼ 12月定例やまぼうしライブ
   日時 : 12月11日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分 荒井豊 (静かなギター)
        20時15分 森下よしひさ (フォーク心中)
       http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20091211yamaboushilive_flyer.bmp

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