昨日の地震

昨日の早朝の地震にはオドロいた。

しかし、さすが地震対策先進県の静岡県と言うべきか、
倒壊した家屋はほぼ皆無で、死亡者もほとんどいなかった模様。

仕事帰りにスーパーに寄れば、とても大地震があった後とは思えぬ、
いつもどおりの変わらぬ風景。

生活必需品を求めて長い列ができているワケでもなく、
いつもと変わらぬ生鮮食品が山積みされている。

ちなみに未曾有の災害をもたらした阪神淡路大震災の震度は 「7」で、
今回の静岡地震の場合は 「6弱」。

果たして 「6弱」 と 「7」 の間にどれだけのエネルギーの差があるかは不明であるが、
恐らく他の地域であれば、この程度のダメージで終わってはいなかったような・・・
なんてのは単なるオイラの気のせいなのか?


ところで皆さんのお宅では大地震被災した場合のグッズ等を備えてらっしゃるだろうか?
参考までに我が家にある関連用品はこんなカンジ。

・バール
 窓を割ったり、歪んで開かなくなった扉をこじ開けたりするために

・消火器
 あくまで小型の応急措置用で

・発電機
 実は10年くらい前に購入したものの未だに未開封

ちなみに食料関係はあまりストックしておりませぬ。
つーか、古今東西地震災害の死亡者の中で餓死した方はいないらしい。
通常の場合、2~3日、長くても一週間以内に何らかの救援物資が届けられるとのことで、
それほど食料にこだわることもないらしい。

それよりも被災時において重要と思われるのは、
・被災者同士で一緒に救援活動を行うこと
・被災者同士で物資を共有すること
ではないか、とオイラは思っている。

つまり、自分や自分の家庭は十分な物資をストックしてあるからダイジョーブ、
ではなく、もし近隣の家庭に十分なストックがなかったとしたら、
その物資を分け与える必要性と言うか、強迫観念に迫られるような気がしてショーがない。
つまり、本当の意味の防災グッズの整備とは、
家庭毎ではなく地域毎に考える必要があるのではないか、と思っている。

また一説によると、被災地においてもっとも被災者の心のケアになったのは
他でもない、被災者同士による他の被災者への救援行為であったそうな。

そんなアタマがあったモンだから、倒壊した家屋からの救助活動にも役立ちそうなもの、
と言う考えから前述のバールを用意した経緯がある。


残念ながら東海地震は間違いなくやってくる。
静岡県人は、1万人の死亡者を出すと言われている未曾有の災害に、
必ず遭遇する悲しい運命のもとに生きている。

そんな 「覚悟」 を、ほんの少しだけ喚起させられた昨日の地震でありましたとさ。

ちゃんちゃん。