シミフェスNO.8レポート (その1)

そりでは満を持して (?)、4月29日に開催された シミフェスNO.8の レポートなど行ってみよー。

早朝6時00分、スタッフ現地集合。
(オイラは10分遅刻でした、すんまそん。)

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PA担当のオイラは、到着と同時におっとり刀で設営を始める。
ちなみにこの日のチャンネルプランは次のとーり。

1 Vocal-1(下手) / Audix OM3
2 Vocal-2(下手) / Audix OM3
3 Vocal-3(センター) / Audix OM3
4 Vocal-4(上手) / Audix OM3
5 Vocal-5(上手) / Audix OM3
6 Vocal-6(ドラム) / Audix OM3
7 Guitar-1 / Audix D2(or BOSS DI-1)
8 Guitar-2 / Audix D2
9 Bass / (ベースアンプのラインアウト直結)
10 Kick / Beyer M88
11 Snare / Sennheiser e604
12 Hi-Hat / Beyer M420
13 Top-L / RODE NT3
14 Top-R / RODE NT3
15 KB-L / Mackie MS1202vlz(サブミキ)
16 KB-R / (同上)
17 Hi-Tom / Sennheiser e604
18 Lo-Tom / Sennheiser e604
19 Fl-Tom / Sennheiser e604
20 MC-1 / Audiotechnica ATW-T85(ワイヤレス)
21 MC-2 / Audiotechnica ATW-T85(ワイヤレス)
23 BGM-L / Vestax CDX16
24 BGM-R / (同上)

使用したミキサー (ヤマハO1V96) の仕様上、
・1~12チャンネル=マイク・ライン入力
・13~16チャンネル=ステレオライン入力
・17~24チャンネル=裏チャンネル・・・外部A/Dコンバータ使用
と言う制約があるため、このような変則的なチャンネルプランとなっとります。

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さらにちなみに、今回もまたDAWによるライブのマルチトラックレコーディングを敢行したが、
財政事情により、オプションスロットに16ch分のデジタルアウト(adat2系統)しか接続できないため、
24チャンネルのパラ出しは不可能。
よって、DAWへの「送り」用のルーティングを工夫しなければならない。
具体的には、
・インプット1~12チャンネルのアウトプットルーティングは 「ダイレクトアウト」
・インプット13~14チャンネルのアウトプットルーティングは 「BUS5-6」
・インプット15~24チャンネルのアウトプットルーティングは 「BUS7-8」
と言うようなカンジで設定し、さらに上記アウトプットのパッチアサインを、
・「adatアウト」 の1~12は 「ダイレクトアウト」 に、
・「adatアウト」 の13~14は 「BUS5-6」 に、
・「adatアウト」 の15~16は 「BUS7-8」 に、
それぞれ割り当てることにする。
これでオーディオインターフェース (=Focusrite SaffirePro 26i/o) のadatインプットに接続すれば、
16チャンネルのマルチトラック・ライブレコーディングの準備が整うワケだ。

うーん、我ながら文字で書くとややこしくてわかりにくいと思うが、
実際の作業はさらに輪をかけてわかりにくかったりする。

ハッキリ言って、DAW、オーディオI/F、デジミキに疎い方には無理です。
専門用語、取説を十分に理解、読破してからでないと取り扱えませんのでアシカラズ。

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さてさて、6時10分から始めたPA設営作業も、
6時30分から助っ人も参加してくれたため、9時ちょうど頃にはあらかた完了。
回線チェック、ハウリングチェックでも特に問題なく、最初のバンドでリハを兼ねた最終チェックを行う。

すると、リハの途中で、ほんの一瞬 (恐らく0.1秒以下)、音が途切れる事態が発生!
デジミキのエラーか?と直感し、液晶ディスプレイを確認すると、
「adta sync error (だったかな?) 」の表示が出たと思ったらすぐ消えた。

これはオーディオインターフェース (SaffirePro) の不良だな、と判断するも、
正直言って打つ手はないので、せめてもの対処とばかりにFirewireケーブルを確実に挿し直す。
その後は特に問題なくリハ終了。

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10時、いよいよシミフェスNO.8が開幕。
メインステージでは8つのバンドがご機嫌なパフォーマンスを披露してくれますた。


清水商業吹奏楽

トップバッターを務めるのは清水商業ブラバン部。
もう何度もシミフェスのオープニングアクトで出演いただいているが、
ハッキリ言ってそんじょそこらのアマチュアバンドより、よっぽど 「魅せる」 ことを知っています。
演目だって、いわゆるブラバン系の楽曲から、一般的によく知られているポピュラーな曲まで幅広い。
(ちなみにこの日は、EW&Fメドレー、ディープパープルメドレー (!) を披露。)
また、下級生は楽器を持たずにダンスしたり、演奏者もパートごとに振り付けを揃えたりと、
まさに 「お客さん」 の目線に立った、実に素晴らしい、好感の持てるパフォーマンスでありますた。
スタッフの一人は 「この日のステージイベントのMVP」 とも申しておりますた。

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Sharp

2番手に登場は、静岡県西部地域を中心に活躍中のポップロックバンド 「Sharp」
彼らの持ち込み機材がまたハンパではない。
ギターアンプではなく、エフェクター~アムクロンのパワーアンプ~キャビネット、だったり、
ボーカルマイクがサムソンのワイヤレスシステムだったり、
生演奏と同期演奏するオケがHDRだったり、と、まあゼータクなシステムであった。
演奏レベルも、オリジナル曲のクオリティも、ステージングもなかなか堂に入った内容で、
ブラバンが 「温めた」 お客さんの 「熱」 をそのまま引き継いだようなアクトだったと思いまする。

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福居八大

3番手に登場するは、この日のパフォーマーの中で唯一のピン芸人
津軽三味線の師範代、福居師匠でありやす。
もう何度も福居師匠のPAオペを担当させてもらっているが、
いつも三味線の収音をコンデンサマイク (NT3) で行うと、
弦のアタック音がもろにピークに達してしまうことを踏まえ、
今回はギターアンプ収音用のマイク (D2) をそのまま流用することとした。
その結果、ロー成分は若干弱かった気がしないでもないが、
ピーキーなアタック音はほんの少し解消できた・・・ような気がするけど、みなさんの感想やいかに?

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(以下、明日のブログに続く)





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  ▼ 5月定例やまぼうしライブ
   日時 : 5月8日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ 竹田キミヒコ 路上の歌い人
        20時15分~ Youki 忙しいウサギ
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