センチメンタル・シティ・ロマンス LIVE in 京都レポート (その2)

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昨日のブログの続き。

17時20分、いよいよ待ちに待った センチ の登場。

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ところでこの日のステージ上の背景には白いスクリーン (白布だけど) が吊るされており、
FOHに設置されたプロジェクターから様々な映像を映し出していた。

その内容はと言えば、昨年11月に渋谷クワトロでの35周年ライブの際、
開演前に上映されていた昔むかしのセンチの写真のスライドショーとほぼ同じと思われ。
クワトロのときはステージ上のスクリーンではなく、上手サイドの壁面スクリーンへの投影だったが、
今回はステージ上への投影だったため、クワトロよりも見応えがありますた。

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さて今回のオープニングはどの曲かなと思いきや、
ぬわんと30周年の復活ライブ以来、ず~っと聴きたいと思いつつも
オイラが観に行ったライブではなかなか演ってくれなかった名曲 「カモン・ベイブ」 でスタート!
ちなみにこの曲、オイラが30歳くらいの頃に組んだ、友人の結婚披露宴用余興バンドで演った曲でもある。
いやー、懐かしい。

そして何度聴いても、何年経っても、名曲はエバーグリーンの輝きを失わない。
ただゼータクな要望を述べさせてもらうなら、やはり原曲に近いテンポでのバージョンを聴きたいですっ!

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その後もセンチファンにはお馴染みの名曲が次々と披露される。
オイラの覚えている限りの演奏曲をピックアップしてみませう。
(曲順はかなりいー加減)

▼センチメンタル・シティ・ロマンス
カモン・ベイブ
うちわもめ
うん、と僕は
USタイムマシーン
歌さえあれば
ステキッス・スキップ
夏の日の想い出

▼告井延隆ソロ/アコギでビートルズ
イン・マイ・ライフ
サムシング

▼センチメンタル・シティ・ロマンス
ひたすら
あの娘の窓灯り
ロマンス航路
時は流れても
ロスアンジェルス大橋Uターン
ハイウェイ・ソング

▼アンコール
風景
雨はいつか

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と言うワケで19時10分にライブ終了。
正味約100分のライブ時間でありましたが、
オイラ的にはもちっと演って欲しかったな~と言うのが正直なところ。

今回は
ハロー彗星
籠時
マンボ・ジャンボ
おかめとひょっとこ
等が聴けずに残念。

さらに言えば
恋のマジック
言い出せなくて
もう何も
ターニング・ポイント
ミス・ビスケット
金田一耕助の冒険 (サーカス編/青春編)
当たりの曲もぜひ一度ライブバージョンを聴いてみてっす。

一週間前に目撃した 森山良子 のコンサートも素晴らしかったが、
今回の センチライブ もまた負けず劣らず最高の内容だった。
さらに特筆すべきは、この2つのライブの入場料にかかったチケット代が、
諸事情により合計約7000円で済んだこと。

どちらのライブも 「まず音楽ありき」 で余計な演出は一切ナシ。
「本当にいい音楽を聴いてもらおう」 と言う主催者の気持ち次第で、
ライブ、コンサートの入場料は低く抑えられる、と言うお手本のようなイベントだと思う。
(まあ、遠方でのライブともなれば旅費、宿泊費、食事代等がかかってはしまいますが・・・)

こーゆー言い方をするとミもフタもないが、
ハッキリ言ってミュージシャンとしての腕前だけを比べれば、
森山良子のバックバンドの方がセンチより一枚上。

では、あのセンチのグルーヴを森山良子のバックバンドが出せるかと言えば、それは絶対に無理!
これがロックバンドの 「味」 と言うモノ。
山下達郎師匠も声を大にして言っているように、センチのグルーヴ、味のあるコーラスワークは、
絶対にあの5人でなければ出せない唯一無二の 「芸」 なのだ。

森山良子のコンサートが 「ファンタスティック!」 であるのに対して、
やはりセンチのライブは 「最高!」 なんである。
うーん、ひどく主観的で他人にはわかりにくい感覚だとは思うが、どちらも別の意味でゴイスなんだおー。

さすがに毎回毎回、全国津々浦々までセンチのライブを見に遠征できるほど懐事情は豊かでないが、
年に1~3回くらいは楽しみたいな~、と再認識したこの日のライブであった。

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さて、気になるこの日のPAシステムであるが、
メイン卓はヤマハの廉価版デジタルPAコンソールの LS32
その横にはインターシティのラック式サブ卓とMD (CD?) プレーヤーのラック、これだけ。
ぬわんとPA卓のアウトボードが見当たらない!
恐らくLS32内蔵のコンプ、グライコですべてをまかなっていると推測する。
いやはや、今さらながらスゲー時代になったもんだ。

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メインスピーカーは TOA の小型フルレンジが縦に2台積み、その下にTOAのサブウーハー。
FBスピーカーはJBLの小型フット6本とサイドフィル用のフルレンジ (ブランド不明) が対向。
恐らくFBはフット5系統+サイドフィル1系統の合計6系統と見た。
マイク類はいたってフツーの58、57、それからドラムタムようにクリップ式が視認できた。

出音に関しては、ちょっち高域がキツイ気がしたことと、
中野さんのギターの音が少し小さめだったこと、
細井さんKBの音が大きめだったこと、が気になったが、まあ大勢には影響なかった・・・かな?

ヘビメタのような爆音を出すワケでもなく、ヒジョーに聴きやすいトータルボリュームだったと思いまする。

そしてPA以上に印象的だったのが、照明+映像チームの心憎い演出でありますた。
上記写真のとおり、FOHに設置されたプロジェクターからロゴや映像を投影するとともに、
ステージ前の上下 (かみしも) に設置された照明用イントレにもVJ用プロジェクターが設置されていた。

すると当然、上下のプロジェクターから投影される映像はそれぞれが歪んだ平行四辺形になるワケだが、
それをちょうどスクリーンのセンターを境に線対称になるように投影することにより、
ぬわんと万華鏡のような効果を生み出していたのだ!
うーぬ、コレは目からウロコのアイディアではあーりませんか!
早速オイラも今後の自主企画ライブに取り入れてやる所存でありやす。

こちらは照明卓と映像関係機器の様子

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さてこの日の入場者数は、目算で100~150人と言ったところか。
入場料収入が3000円×150人として45万円。

会場費は恐らくゼロ、PA・照明代に15万円、その他経費に10万円かかったと仮定して残り20万円。
その20万円で、アゴ・足・枕代を含んでセンチを招聘できるんなら、
ぜひ静岡でのセンチライブを企画主催してみてっす。

儲けようなどという気はサラサラないので、可能な限り低額なチケット代を設定して、
一人でも多くの静岡の音楽ファンに、この素晴らしいセンチサウンドを聴いて欲しいと切に願いまする。

果たしてこの企画が日の目を見ることはあるのか?
期待しないでお待ちくだされ。


(追伸)
京都駅を23時55分発の高速夜行バスで帰路についたが・・・
いやはや、思っていたほど快適なシートではなく、結局深い眠りにつくことなく翌朝7時に静岡着。
それから自宅に帰り、丸一日、疲労コンバイな身体を休めておりましたとさ。

ちゃんちゃん。

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   日時 : 4月10日(金)19時30分~21時00分
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   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
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   会場 : ライブバー GAJAH
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   料金 : 前売り1500円、当日2000円、(ワンドリンク)
   出演 : 19時00分~ ROCK54 ←オイラのバンドだよん
        20時00分頃 USAGI GROUP
        21時00分頃 VALKYLIE

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