ミュージシャン向けミキサーの決定版? ROLAND Mー24E
M-24E は、ローランド が1988年にリリースした小型24チャンネルミキサー。
当時の ローランド は リニアシンセサイザーD50 を大ヒットとさせ、まさにイケイケ状態だった頃で、
それこそシンセ、シーケンサー、エフェクター、ミキサー等々、次から次へと新製品をリリースしていた。
当時の ローランド は リニアシンセサイザーD50 を大ヒットとさせ、まさにイケイケ状態だった頃で、
それこそシンセ、シーケンサー、エフェクター、ミキサー等々、次から次へと新製品をリリースしていた。
その中でも一際異彩を放っていたのがこの M-24E で、
当時24chミキサーと言えば、幅は1m、奥行きは80cmを超えるのがアタリマエだったのに、
ぬわんとこの M-24E は、688mm (幅) ×394mm (奥行) と言うコンパクトサイズで登場。
重量は 11.6kg と言う驚異の軽量を実現してしまった。
当時24chミキサーと言えば、幅は1m、奥行きは80cmを超えるのがアタリマエだったのに、
ぬわんとこの M-24E は、688mm (幅) ×394mm (奥行) と言うコンパクトサイズで登場。
重量は 11.6kg と言う驚異の軽量を実現してしまった。
このミキサーの登場により、それまでのミキサー概念を変えてしまったと言えなくもない。
即ち、それまでは 「レコーディングオペレーターのモノ」 と言う感覚だった24chもの多入力ミキサーを
一気にミュージシャン側に近づけた、と言う意味でオイラはエポックメイキングな製品だという感想をもっていた。
一気にミュージシャン側に近づけた、と言う意味でオイラはエポックメイキングな製品だという感想をもっていた。
しかし、当然ながらここまでコンパクト化してしまった弊害は当然あるワケで、
何と言ってもフェーダー、ツマミ類の小型化は避けられず、
特にフェーダーの使用感は、中堅レコーディングミキサー ASCAM M300シリーズ等) 比べると、
まさにクソのようなチープさだったと言わざるを得ない。
何と言ってもフェーダー、ツマミ類の小型化は避けられず、
特にフェーダーの使用感は、中堅レコーディングミキサー ASCAM M300シリーズ等) 比べると、
まさにクソのようなチープさだったと言わざるを得ない。
とは言うモノの、ミキサーとしての機能はかなり充実していた。
2CHの入力部はXLR+フォン+インサート端子を装備
(13~24CHの入力部はXLR端子が省略されている)
・チャンネル毎にオン・オフ可能なファントム電源(DIPスイッチ式)
・2FXセンド(ポストフェーダー)、2AUXセンド(プリフェーダー)
・充実したPFL(キュー)スイッチを装備
(13~24CHの入力部はXLR端子が省略されている)
・チャンネル毎にオン・オフ可能なファントム電源(DIPスイッチ式)
・2FXセンド(ポストフェーダー)、2AUXセンド(プリフェーダー)
・充実したPFL(キュー)スイッチを装備
そして何よりオイラが特筆したいのは 「バス・イン」 を装備している点。
製品によっては 「サブ・イン」 とも言うが、
よーするに2台以上のミキサーをカスケード接続するときに重宝する端子である。
製品によっては 「サブ・イン」 とも言うが、
よーするに2台以上のミキサーをカスケード接続するときに重宝する端子である。
ちなみにオイラは、当時、タスカム のレコーディングミキサー M308 と M-24E を使っており、
M308をマスター、M24Eをスレーブとして接続していたが、この 「バス・イン」 のおかげで、
チャンネルを潰すことなく2台のエフェクター (リバーブ、ディレイ) を2台のミキサーで、
うまく活用 (供用) することができた。
M308をマスター、M24Eをスレーブとして接続していたが、この 「バス・イン」 のおかげで、
チャンネルを潰すことなく2台のエフェクター (リバーブ、ディレイ) を2台のミキサーで、
うまく活用 (供用) することができた。
そーいやー、90年代以降、バス・イン、サブ・インを装備したミキサーの新製品って、
とんと記憶にありませんな~。
とんと記憶にありませんな~。
とまあ、ここまで持ち上げておいてナンだが、残念ながら音質的にはイマイチ。
いかんせんこの価格帯でそれほどクオリティの高いヘッドアンプを搭載することは不可能なので、
その辺はユーザーも 「実質的なラインミキサー」 と割り切って購入していたと思う。
いかんせんこの価格帯でそれほどクオリティの高いヘッドアンプを搭載することは不可能なので、
その辺はユーザーも 「実質的なラインミキサー」 と割り切って購入していたと思う。
その後オイラは TASCAM の24CHインライン式レコーディングミキサー 「M2524」 を購入し、
この M-24E はお役御免となるのであった。
この M-24E はお役御免となるのであった。
さらにちなみに、一度だけコイツを物は試しとばかりにPA用途で使用したことがあるが、
音質がどーとか言う以前に、フェーダー類が小さすぎて、すっげー使いにくかった思い出がありやす。
音質がどーとか言う以前に、フェーダー類が小さすぎて、すっげー使いにくかった思い出がありやす。
さて、そんなオイラの M-24E であるが、
このたび、約7~8年ぶりに電源を入れて動作状況をチェックしてみたところ、
とりあえず全入力チャンネルは 「死んでいない」 ことを確認した。
このたび、約7~8年ぶりに電源を入れて動作状況をチェックしてみたところ、
とりあえず全入力チャンネルは 「死んでいない」 ことを確認した。
・・・ただそれ以前に、あまりに放置プレイの期間が長かったためか、
全体的にカビがこびりついていて汚ねーのなんのったらありゃしない。
全体的にカビがこびりついていて汚ねーのなんのったらありゃしない。
うーぬ、こんな外観、カビ臭さではとても他人にお譲りするのは忍びない。
久し振りにイヂってみたらすっげー懐かしく、愛着感もよみがえってきてしまった。
・・・なーんてことを言ってるからちっとも機材が片付かないんだよなー。
久し振りにイヂってみたらすっげー懐かしく、愛着感もよみがえってきてしまった。
・・・なーんてことを言ってるからちっとも機材が片付かないんだよなー。
と言うワケで、どうやって処分・・・あるいは活用してやろうか、
思案のしどころの今日この頃でありましたとさ。
思案のしどころの今日この頃でありましたとさ。
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▼ 春待ちコンサート
日時 : 3月22日(日)16時00分開演予定
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 鈴木秀典、あやあね
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20090322harumachi_flyer.bmp
日時 : 3月22日(日)16時00分開演予定
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 鈴木秀典、あやあね
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20090322harumachi_flyer.bmp
▼ 4月定例やまぼうしライブ
日時 : 4月10日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19時30分~ BLUES和也 Rock Go Juicy!
20時15分~ 風 太 風のち晴れ
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20090410yamaboushilive_flyer.bmp
日時 : 4月10日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19時30分~ BLUES和也 Rock Go Juicy!
20時15分~ 風 太 風のち晴れ
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20090410yamaboushilive_flyer.bmp
▼ ガジャ・ライブに [ROCK54]出演!
日時 : 4月19日(日)19時30分スタート 22時30分終演予定
会場 : ライブバー GAJAH
静岡市駿河区敷地1-24-14 TEL:054-238-8228
料金 : @1500円(ドリンク別)
出演 : 19時30分~ ROCK54
20時30分頃 USAGI GROUP
21時30分頃 VALKYLIE
日時 : 4月19日(日)19時30分スタート 22時30分終演予定
会場 : ライブバー GAJAH
静岡市駿河区敷地1-24-14 TEL:054-238-8228
料金 : @1500円(ドリンク別)
出演 : 19時30分~ ROCK54
20時30分頃 USAGI GROUP
21時30分頃 VALKYLIE
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