21世紀の 「悪魔の手毬唄」

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昨日 (1月5日)、フジテレビ系で放映された 悪魔の手毬唄 を見ますた。
数ある横溝正史作品の中でも屈指の名作と言われる同作品が、
21世紀の今日、果たしてどのような形で蘇るのか、正直あまり期待せずに放送時間を待ちました。

もう数え切れないくらい石坂浩二主演の映画版、古谷一行主演のテレビシリーズ版を見ており、
ストーリー、トリック、もちろん犯人も知り尽くしているので、
どう考えたって初回観覧時以上の感動が得られるはずもないが、
それでもやはり大好きな作品なので、ちょっとだけ淡い期待を抱いていた。

さて、終わってみればなかなかどうして。
予想以上に充実した内容だったと思いまする。

稲垣五郎 扮する 金田一耕助
決して悪くはないが、ちょっち感情を露わに出しすぎ感は否めませぬ。
オイラ的金田一耕助のイメージ像としては、もちっと冷静でいて欲しい気がしますな。
それよりもやはり、金田一がイケメンと言うキャスティングはやはりツマラナイ。
どーせだったら ユースケ・サンタマリア あたりの方がハマる気がするんですけどねえ~

ただ主役の金田一以上にインパクトあったのがヒロイン・かたせ梨乃 の鬼気迫る怪演ぶりですた。
これまで映画やテレビシリーズで演じてきたどの女優よりもゴイスだったのではあるまいか。

それと、思いのほか良かったのがデジタルハイビジョンとは思えぬ、昭和の陰鬱とした映像美。

音楽の世界に関して言えば、昨今のプロツールスに代表されるデジタルレコーディングでは、
かつてのテープメディアのような質感を出すことは不可能とされており、
最近では、デジタルマスターを一度カセットに落としてからリマスターするケースもあると聞く。

なので映像の世界でも、いかにもビデオでとりました的な画質と思いきや、
なかなかどうして、映画っぽい、フィルムっぽい質感が画面から溢れていたのが嬉しい誤算でありやした。


それにしてもやっぱり 横溝正史 の重苦しい陰鬱なストーリー、世界観は最高ですな。
オイラはこーゆーイメージ、雰囲気、空気感を音楽で表現することがひとつの目標でありやす。



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