やまぼうしライブ増刊号!レポート

そりでは、去る8月17日 (日) に開催した やまぼうしライブ増刊号! のレポートをお届けいたしませう。

前回、前々回はそれぞれ14時、15時の開会であったが、
お店のランチタイムの都合を考慮していなかったため、
結果として設営時間がほとんどなく、当然リハもできなかったと言う反省のもと、
この日は16時開会に繰り下げたため、けっこう余裕をもってPAを仕込むことができた
・・・はずだったのに、こんな日に限ってお客さんがなかなかお帰りになってくれない!
と言うことで、結果的に今回も時間に追われアタフタとした設営となってしまった。

ちなみにこの日の設営内容は次のとーり。

[PA関係]
ボーカル用マイク:AUDIX OM3 ×3本
ギター用マイク:RODE NT3 ×2本
DI:BOSS DI-1 ×1個
マルチケーブル:カナレ16ch・30m
ミキサー:YAMAHA O1V96
アウトボード:BEHRINGER DEQ2496
パワーアンプ:ROLAND SRA600
スピーカー:BOSE403システム

[楽器関係]
デジタルピアノ:ROLAND RD600
KBスタンド:ULTIMATE VS80B

[レコーディング関係]
MTR:FOSTEX VR800
(デジミキの1~8chのダイレクトアウト信号をadat経由でレコーディング)

[映像関係]
VJシステム:マウスコンピューターのノーパソ + Motiondive Tokyo
プロジェクター:東芝の中古品

ちなみにチャンネルプランは次のとーり

1ch  ピアノ L
2ch  ピアノ R
3ch  ボーカル 1 / ロングブームスタンド
4ch  ボーカル 2 / ロングブームスタンド
5ch  ボーカル 3 / ロングブームスタンド
6ch  ギター 1 (マイク) / ショートブームスタンド
7ch  ギター 2 (マイク) / ショートブームスタンド
8ch  ギター 3 (DI)

と言うようなシステムで臨んだ今回の増刊号ライブ。
では、1組目からレポっていきませう。


1 アクリル・アパート

オイラ的には昨年12月のカプーでのライブ以来、約8ヶ月ぶりの アク・アパ のステージ。
ハッキリ言って彼らのオリジナル曲の曲調は紛れもなく 「J-POP」 であるが、
中村タケヒト 氏のスイング感溢れるピアノバッキングとちょっちヒネクレ系コードにより、
実に雰囲気のあるアダルトJAZZに昇華させている、と感じる。

ボーカル・りゅう君は、以前見たときよりも立ち居振る舞いに貫禄が付いていて、
身振り手振りを加えたボーカルパフォーマンスがいい味出しておりました。

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2 鳥井さきこ

月イチ定例のやまぼうしライブのレギュラーでもあるさきちゃん。
例によって人懐っこいホンワカ感満点のMCに乗せて、
彼女独特ののほほんワールドを繰り広げてくれますた。

もともとはJ-POP調のオリジナル曲を歌っていたが、
思うところあって約1年前にそれ以前のオリジナル曲をすべて封印してボサノバに転向、
その後はJAZZにも手を出していたが、この日は若干、昔に戻ったかのような、
少しJ-POPで、少しボサで、少しジャジーな新曲をわんさと披露したのであった。

ちなみにさきちゃんには、10月12日に開催予定の コーリング・ユー・ライブ にも出演いただきますっ。
ぜひぜひスケジュール帳にチェックしておいておくんなせ。

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3 雅音人(がねっと)

mixiを通じて交流を持つことができた artwing こと さんに、
ダメモトで出演オファーを打診したのが8月の上旬。
そこから話がトントン拍子に進み、今回のご出演と相成りますた。
愛知、長野から静岡にお出でいただく旅費・経費だけで赤字間違いなしにも拘わらず、
遠路はるばるお出でいただいたことにまずもって感謝いたします。

今回は、雅音人 (Vo:TAMIKO、G:辻タカシ)に 関謙一 氏(Pf)を加えた
スペシャル編成でのステージを披露してくれますた。

さて、初めて目にする 雅音人 のステージは、曲調こそだいたい予想どおりだったものの、
とてもピアノとギターだけのバッキングとは思えぬ、実に壮大な音作りに感心させられますた。

オイラ的視点によるポイントとしては、まず、緩急自在なダイナミクスのつけ方。
そして、ここぞと言う時にワンポイントで決めるブレイク (キメ) により、
どーしても単調、マンネリになりがちなバラードにアクセントを付けている、と感じましたな。

これはアレンジの勝利と言うよりは、やはり練習と試行錯誤の繰り返しによって行き着いた、
「必然の結果」 と言う気がします。

大瀧詠一山下達郎の定番ワザである 「三連符のキメ」、
ユーミンの得意ワザであるBメロでのグルーヴチェンジ、等に相通ずるものがありやす。

いやいや、バラード曲だけで30分のステージを、飽きさせることなくこなした技量には感服させられますた。
少なくともオイラには真似できねーな、と感じましたとさ。

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4 K-2 UNIT

関謙一 (セキンイチ)、篠原一弘 (シノハラズヒロ) 両名のイニシャルを取って、「K-2」 なんだそうな。
ちなみにこちらのステージも辻さんがハーモニカで加わるスペシャル編成でありやした。

前のステージがバラードオンリーの雅音人だったこともあり、
一聴すると、とても派手目なオリジナル曲と言うカンジがしたが、
決して超ハードと言うワケではなく、ちょっち懐かしさを感じさせるフォークロックであると感じますた。

とは言え、単純明瞭なフォークロックとは一味違う。
さりげなく挿入されるAORチックなコード進行やら転調パターンにニヤリとさせられまふ。

オイラ的に、雅音人、K-2 を通じてとにかく目についたのが、関氏のピアノの多芸ぶり
音数が少なく、弾くレンジも決して広範囲ではないように見えるのに、
実においしいポイントに印象的なオブリガードを被せているな~、と思いますた。
(正直、オイラが苦手とする分野だけにちょっち悔しい気もしたりして)

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さて、16時10分から開演したこの日のライブ。
お客参加からの温かいアンコールに次ぐアンコール等もあり、
当初の終了予定時間18時30分から約45分超過の19時15分終演となりますた。

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その後は皆の衆にお手伝いいただきながら、撤収~機材車積載を行い、20時過ぎ頃からプチ打ち上げに突入。
やまぼうしママさんの特製ソーメンに舌鼓を打ちながら、初対面の出演者同士、交流を図っておりますた。
この日の出会いが発火点となり、今後、更なる交流に発展していくことを祈念するとです。

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21時過ぎに惜しまれつつ(?)お開きとなり、
出演者、スタッフ相互に固い握手を交わしてそれぞれの帰路に着いたのであった。

オイラはと言えば、自宅に帰ってきた途端にバタンキューとなり、
翌朝目覚めたら、尋常でない腰痛、足腰の筋肉痛に悩まされることとなった。
ひえー。

ちなみに明日 (つーか今日) は、某企業の夏祭りイベントのPA助っ人でありやんす。
炎天下での約15時間労働を無事に切り抜けられるだろーか?

ま、どおーってこたーねーだろ。(ちょっち不安・・・)

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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
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  ▼ 9月定例やまぼうしライブ
   日時 : 9月12日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ MAYU やまぼうしマスコットガール
        20時15分~ 久保田尚男ギタースクール クラシックギターの調べ
        http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080912yamaboushilive_flyer.bmp

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