静岡あかぺら横丁ライブの感想など

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すでにブログりましたとーり、先週の土・日はアカペラ三昧でありやした。
数えてみたら2日間で 延べ36組(注:重複含む)のステージのPAオペを担当させていただいた計算だが、
なんつーか 「へー、36組もあったのか~」 と言うのが率直な感想でやる。

それだけやりがいがあったと言うか、PAする方も楽しく感じる、内容の濃いイベントだったと言うこってす。
いやー、これが酔っ払いのカラオケ大会だったら悲惨だよ~。
ヘタクソな歌、自己陶酔の極地のような歌を聴かされるのは何よりも辛い。

つーか、今回のように多数のバンドが短い持ち時間で入れ替わり立ち代わり出演するイベントは、
下手をすると 「ライブ」 ではなく 「発表会」 になってしまう危険を孕んでいると思うのだが、
「発表会」 に終わらせない秘訣の筆頭は何と言っても 「出演者のクオリティ」 である。

出演者が多数のイベントは、「集客が容易」 と言うメリットの反面、出演者同士や身内が数多く集まるため、
一般来場客には理解できない 「身内ノリ」 に終始してしまう危険もある。

今回の 「あかぺら横丁ライブ」 の場合、もし県内の 「身内バンド」 が数多く出演していたら、
結構、身内同士の馴れ合い的な、「下手でも身内ノリで盛り上がる」 空気が生まれたと想像するが、
他県から乗り込んできた多くの ツワモノ たちが完全アウェーの地で、
これでもかと言うくらいに 素ン晴らすぃーステージを繰り広げてくれたおかげで、
「身内ノリで盛り上がる」 ような馴れ合い的な空気をものの見事に払拭してくれますた。

その結果、当然のことながら 「発表会」、「学芸会」 的な色合いは完全に排除され、
見事に、「一般のお客さんに楽しんでいただく」 ひとつのイベントとして確立されていた と感じますた。

オイラ自身、ヒジョーに勉強させられたし、とってもヨイ刺激をいただきました。
あの場に集まった静岡のアカペラー達も同様であろう。

やはり無料のイベントとは言え、ひと様に 「芸」 を披露するからには、
「自分たちがステージに立ててうれしい」 から一歩進んで
「自分たちのステージでお客さんに楽しませることができてうれしい」 域に達したいではあーりませんか。


さて、2日間のPAシステムであるが、両日とも概要は同じで、
メインスピーカーの Electrovoice ZX-5YAMAHAパワーアンプ HC2700 でドライブしたワケだが、
今年の正月に購入した ZX-5 もようやくエージングが取れてきたようで、
なんつーか、決してハイファイではないんだが、ヒジョーに 「ロックっぽい」 ローが出てきたように思う。

ちなみに、土曜日のプレイベントは ZX-5 を一対向、日曜日の本編ライブでは二対向で使用した。
当初、本編ライブは 「縦長の客席」 を想定していたので、
2年前のライブ同様、Electrovoice Eliminator を使用予定であったが、
諸事情により、「横長の客席」 となってしまったため、メインの音を左右に拡げる必要が生じ、
ZX-5の二対向に変更し、結果として 「正解」 を得られたと思いまする。


今回は、特に出演者からステージモニターに関する注文も苦情もなかったので、
まあ、上手くいったんじゃないかな~と自画自賛している次第でやる。

参考までに、アカペラの場合、「音作り」 の観点からは、「コーラス」、「ベース」、「ボイスパーカッション」
の三つに チャンネルストリップ (特にEQ)の作り方が大別されるワケだが、
オイラの場合、デジタルミキサーを使用しているんで、
予め前述の三つのチャンネルストリップを組んでメモリーしてあるんだな~。

するとどーゆーことができるかと言うと、
出演者からいただいたPA表を見ながら、このバンドは立ち位置5番がベース、6番がボイパ、と判明すれば、
そのチャンネルに該当のメモリーを割り当てることで瞬時にセッティングが完了するワケだす。

とは言え、それほど大したエディットを施しているワケではなく、
せいぜいEQのハイパスフィルター、ローブースト、ハイカットと、
コンプのスレッショルドとレシオを少々いぢくっている程度だす。
(EQのミッドはフラット、コンプのアタックとリリースはすべて同じ)


あと、賛否両論はあるだろうが、オイラの場合、フェーダーよりもゲインを動かすワザを得意としているんで、
出演者ごとに声量やマイクの使い方等が違っていても、結構、柔軟に対応できたと思いまする。


まあ、そんなワケでイベント全体としてヒジョーに楽しめたし、
オイラ自身、アカペラのPAオペにもだいぶ馴れてきたし、
メインの出音のコンディションがいつにも増してよかったので、
なかなか自己満足度の高い2日間を過させていただきますた。

・・・ひとつ反省点を上げれば、持参したムービーカメラを自宅で見直してみたら、
思いのほかリバーブがグショグショでちょっちビックリ。
モニモニ(モニター用のモニタースピーカー)でメインの出音はPAブースから常に確認していたつもりだったが、
これは今後の反省点として改善していくこととしよう。
モニモニと実際のメインの音とは違うってこと!(そんなのアタリマエ!とPA職人さんから叱られそう・・・)


そんなワケで、イベント準備期間は約1年、本番はたったの2日間だったけれど、
このイベントに尽力してくれたスタッフのみなさん、おつかれさまでした。

そして、楽しい2日間をどーもありがとうっ!




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  ▼ 9月定例やまぼうしライブ
   日時 : 9月14日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ MAYU (ピアノ・ソロ)
        20時15分~ BOLE (エレガント・ロック)
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  ▼ Calling You Live ~魂~
   日時 :9月16日(日)15時00分~17時30分
   会場 : オルタナティブ・スペース「スノードール・カフェ」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 15時00分~ 鳥井沙樹子 (魂のハナウタ)
        15時45分~ 森下よしひさ (魂のフォーク)
        16時30分~ あやあね (魂の劇空間音楽)
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   □出演者の音源(フォトシネマ)
    あやあね   http://www.geocities.jp/garage_miho/photocinema/callingyou/index
    森下よしひさ http://www.geocities.jp/garage_miho/photocinema/itsalright/index
    鳥井沙樹子  http://www.geocities.jp/garage_miho/photocinema/ie/index

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